ホーム » スキューバーダイビング
sunfish diving

18 Oct バリ島のマンボウに関する面白い事実

インドネシアでは、「Mola Mola (モラモラ)」としても知られるマンボウは、 おそらく地球上で最も誤解されている生き物でしょう。 彼らは世界で最も奇妙に見える海洋生物の一部であるという評判があり、 「地球上で最も役に立たない生き物」とさえ呼ばれているらしく、 しかし実際には、マンボウは世界の人々が思っているよりもはるかに有能で 印象的な魚なのです。 日本では、コミカルなイラストで、愛らしいイメージがあるマンボウなのですが。 この魅力的な生き物に関するいくつかの事実を以下にご紹介していきますね。 MOLA MOLAは、石臼にちなんで名付けられている⁈ 灰色がかった丸い体とごつごつした質感のため、マンボウはラテン語で 「石臼」を意味する言葉にちなんでその名前が付けられました。 日本語では「マンボウ」ですが、理由は分かってないようです。 しかし名前 の語源にはいくつかの説があるらしく、 「マ ン」は丸い、「ボウ」は魚を意味していて、 丸い魚という語源のが有力のようですよ。   マンボウは日光浴が大好き⁈ 彼らは深海で狩りをした後、水面に上がって半日ほど日光浴をして体を温めます。 私たちがダイビングの水面休息中に、水面で「バシャン」と音が鳴るので覗いてみると、 なんとマンボウだったっということは、頻繁にあります。 日光浴をしに来ていたのでしょうか⁈   マンボウは車と同じくらい重い⁈ 体長は最大 3 メートル (10 フィート)、体重は最大 1 トン (2200 ポンド) にまで成長します。 これまでに記録された最大のマンボウの重さは約2.25トン(5000ポンド)で、 平均的なトラックよりも重い。彼らは最大の硬骨魚と考えられています。 ...

Read More
underwater breath

15 Jun バックアップ空気源の管理について

ここ数か月、コロナの影響を受けて、ほとんどのダイバーは長い間にダイビングしてないはずです。 この特別な時期には、きっかけとして、次回、もっと安全なダイビングを計画するため、今から教科書を開いて、覚えていない注意事項やスキルなどをもう一度復習しましょう! オープンウォーターダイバーコース(OW)に説明されている水中空気供給管理の内容は,、まだ覚えていますか?   残圧計をこまめにチェックして、空気の供給はダイビング計画内に維持することを学びました。それは水中でエア切れのような危険を回避する最も簡単な方法でしたよね。 同時に、バディシステムを忘れないでくださいね。 一人でダイビングすることはできませんので、水中では頻繁にバディとコンタクトをとり、お互いのバックアップ空気源の状況を確認することを、忘れないように頭に入れて下さい。 水中で空気の消費量は、人によって異なり、また使用している器材、深度、ウェイト、海況などにも影響されます。 1本のダイビングの時間は、空気消費量が最も少ない人を基準として決めることが非常に重要なので、自分だけではなく、他の人のこともちゃんと注意を払って下さいね。 適度に堅実なダイビングプランを採用すると、危険的な状況を回避できます。 通常、ダイビングの最後に使用される空気の量は、ダイビングプランの空気消費量より少ないはずです。 このとき、安全停止しながら、浅瀬にて潜り回って、浮上する時間を少し延ばし、余った空気を活用できます。 しかし、それは完全にタンク内の空気をゼロまで使い果たすという訳ではありません! 堅実なダイビングプランを採用する理由は、空気供給範囲内にあり、予期しない状況の発生で、予定どおりに戻ることができない場合でも、安全に水面に戻ることができるようにするための措置です。 自分だけが水中の世界を楽しんでいるだけではなく、バディの空気供給に十分注意を払ってくださいね。 これはとてもシンプルで、良いダイビング習慣を身に付けるのに役立ちますよ。 バディの空気消費をコントロールでき、緊急時にバックアップ空気源を提供できる場合でも、水中で空気が不足するというようなリスクを冒さないでください。 あなた自身とバディの安全に責任を負わなければなりません。 もしあなたが、インストラクター、また、ダイブマスターがあなたの空気量を尋ねたときのみ、残圧計を確認すると言うダイバーであれば、次のダイビングは、頻繁に空気供給量を確認することを思い出してくださいね。 経験の積み重ねにより、各ダイビングの空気消費量をチェックして、自分が以前より空気の消費量の改善に驚くと思いますよ。

Read More
Surface Diving

07 Feb 正しい水面習慣と潜降、浮上

こんにちは!よしです。 意外と思われるかも知れませんが、スクーバダイビングの事故の大半が水面で起きていると言われています。 例えば、水面をスノーケリングで移動し、潜降ポイントにてスノーケルからレギュレーターに取り換える際、レギュレーターを確保できずに海水を誤飲して意識を喪失したという事例があったそうです。この場合、レギュレーターリカバリーとクリア、スノーケルとレギュレーター交換という2つの基本スキルを正しく行えばこの事故は防げたはずです。 レギュレーターは右側にありますから、まず右肩を下げるとレギュレーターのホースがぶら下がった状態となり、ホースと自分の体の間に空間ができます。そして右肩を下げた状態を保って右腕を手前から大きく旋回させて太ももを触り、後部のタンクを触ってそのまま右腕を水平に手前に移動してゆけば、右腕でホースを確保できます。ホースを手繰り寄せればセカンドステージをつかむことができます。次に顔を水面につけた状態でセカンドステージを口元までもってゆき、スノーケルを外してレギュレーターのマウスピースをくわえ、息を吹くかパージボタンを押してレギュレーター内の水をクリアすれば良いのです。 オープンウォーター講習で行った基本スキルですから、忘れてしまった方はもう一度テキストを読み返して復習しましょう。そしてスキルに心配があれば、プールや浅瀬で何度も練習してみて下さい。 さて、その他にもファンダイビング等でよく見かける正しくない習慣を以下にまとめてみました。 1 水面 (Surface) 本当によくありがちな正しくない水面習慣 シュノーケルを付けない。 →ファンダイビングなどで水面待機や水面移動が長くなると疲れたり、波酔いするダイバーが多くなるので、ガイドはなるべく水面にいる時間が短くなるように計画し、ボートキャプテンともコミュニケーションを取ります。そのためファンダイビングでシュノーケルを使う頻度が高くないことや顔の近くにぶら下がっているシュノーケルが煩わしく感じるなどの理由で付けないダイバーを見かけます。 もし波が高い、悪天候、同じダイブサイトにたくさんのボートが待機などの理由でボートのピックアップが遅れれば、シュノーケルを使用して水面でタンクのエアをセーブできますし、残圧を心配せず落ち着いて水面待機できます。 水面浮上後、すぐにマスク、シュノーケル&レギュレーターを外す。 →ファンダイビングが終わって水面に浮上し、BCDの浮力を確保するところまではほとんどのダイバーが心得ています。しかしながら、その後すぐにマスク、シュノーケル&レギュレーターを外しておしゃべりするダイバーをよく見かけます。海の水面は穏やかなことばかりで はありません。波が大きかったり、急に近くに現れたスピードボートの影響で突然大波が来たり、流れが速い場合など、しっかりと呼吸源を確保しておかないと海水を誤飲して溺れる可能性があります。普段から習慣づけておけば、それらのトラブルは回避できます。おしゃべりはボートの上に戻ってからにしましょう。 マスクを目の位置から外しておでこに付ける。 →マスクをおでこの位置に付けて水面にいると、波が来た時に簡単にマスクが頭から外れてしまいます。マスクは正しい位置に付けるか首からぶら下げてなくさないように配慮しましょう。 ボートダイビングのエキジットの際、ハシゴやロープに捕まる前にフリーの状態でフィンを外す。 →大勢でボートダイビングした際、エキジットを待つ間、ボートの近くで何も捕まらずにフリーの状態でフィンを外すダイバーを見かけます。せっかちなダイバーに多いのですが、フィンがない状態ではほとんど自力で泳ぎ進むのは難しいですから、万が一ボートから離れてしまった時にとても大変です。また、ダイバーがハシゴを登っているときは、次のダイバーはハシゴの下にいるべきではありません。足を滑らせて落ちてくる可能性もあります。一人ひとり安全確実にエキジットしましょう。   本当によくありがちな正しくない潜降 姿勢を水平にしたままBCDを排気しようとするが、空気が抜けずにもたつく。 →潜降時の姿勢はフィートファースト(足先)で直立姿勢が耳抜きしやすく、インフレーターホースからの排気もスムーズです。 耳抜きを忘れるもしくは耳抜きのタイミングが遅い。 →耳抜きはこまめに行いましょう。一般的に1メートル毎にと言われていますが、水面から約5メートル下くらいまでは、もっと細かいスパンで行ってもいいですよ。耳に不快感が生じてからでは、タイミングとしては遅いです。 無理やりなヘッドファースト潜降。 →一本目のチェックダイブの際、ウエイトが不足していて無理にヘッドファーストで強くフィンキックしながら潜ろうとするダイバーを見かけます。ヘッドファーストは慣れていないと耳抜きがしずらく、他のダイバーと同じスピードで潜降するのが難しくなります。潮流が速いドリフトダイビングなど、ヘッドファーストが必要なエントリー以外はフィートファーストでバディコンタクトを取りながら安全に潜降しましょう。ウエイトが足りなければ、ガイドかボートクルーから不足分を受け取りましょう。   本当によくありがちな正しくない浮上 浮上を始めるとき、BCDに空気を入れて急浮上。 →浮上を始める際に、インフレーターホースを持ち上げますが、これは浮上中にBCD内の空気が膨張して浮上速度が速くならないよう、いつでもスムーズに排気できるようにするためです。水面に到達したらインフレーターボタンを押して浮力を確保します。 安全停止後の浮上スピードが速い。 →安全停止後、5m付近から水面に到達するまでのスピードをゆっくりすることも減圧症を発症するリスクを抑える効果があるようです。急浮上することはできるだけ避けましょう。 これらの正しくない習慣は、5ポイント法を心得ておけば改善することができます。 5ポイント潜降、5ポイント浮上共に、それぞれのアクションの頭文字をとって世界中で次のように知られています。 5ポイント潜降   SORTED (ソルテッド) ...

Read More

28 Aug ダイビングはスポーツ?

ダイビングってスポーツ? って物議が時々あがるんです。 でも、結局… その位置づけって、基本的には、皆それぞれの価値観の中で分類しているんじゃないでしょうか? ダイビングは、スポーツ! っていう人と ダイビングは、趣味! っていう人がほとんどで、少数派の中には、 ヒーリングとか、水中観光なんて考え方もありますね。 ダイビングはスポーツか?っていうと… ダイビングって体を使うアクティビティーだけど、散歩するより運動カロリー使わないからねぇ。 カロリー消費の理由は、水が冷たいからというのが主なようです。 痩せるのは、海水に伴う体の水分消費(浸透圧で、塩分濃度が高い方に水分が移動する)。 ちゃんと正しいダイビングをやっていればだけど… 前に、ラジオだったかな? ダイビング一本で400キロカロリー消費するとか言ってたっけなぁ。 魚!ぎょ!ぎょ! って思いましたよぉ。 400キロカロリーって大体10キロ歩くのに相当する量ですよ。 リラックスしたダイビングをしているならば、ちょっとカロリー使い過ぎなんじゃないかな? だから、僕の見解は、ダイビングは、スポーツと呼ぶには、 難しいです。散歩は、スポーツ?って聞いているのと同じ感覚だと思うんです。     ダイビングは趣味って考え方なんだけど、これが一般的なんじゃないかな? ウォーキングの延長線的な感じで、景色を眺めながら散歩時々カメラって感じでにているとおもいます。 自由に歩き回れる散歩みたいにダイビングもガイド無しでできれば一番なんだけどねぇ。 事故と迷子の心配さえなければいいのにねぇ。 そうすれば、ボートにダイブマスター少人数で間接監督。 ダイビング料金も人件費が浮く安くなるんだけどなぁ。 もっと、散歩みたいに気軽にできればいいのに… ちなみに僕にとってのダイビングは… 仕事…

Read More

07 Jul 今年の夏もいい思い出になりますように!

日本では、だんだん気温が上がって来て海の季節が近づいてきました。 それに伴いどうしても起こってしまう海難事故。 ダイビングでも気を付けなければいけないです。 ダイビングの事故のほとんどは、ダイバー自身が間違いを犯して起こります。 基本的に車と同じように考えていただければいいです。 ”ガイドがいるから大丈夫でしょ!” と考えている人は、危ないので注意です。 車でいえば、カーナビ付いているから大丈夫と言っているのと同じです。 道案内をしてくれますし、渋滞情報なんかも見れますよね。 だからと言って、事故を起こしてしまうかどうかは、ドライバー本人のスキルと注意力が不可欠な要素です。   ダイビングも一緒です。 ダイビングは、絶対に安全とは言えない危険分野があり、それを理解して行う必要があります。 ガイドは、現地情報をもとに安全なポイント、その日の流れやコンディション、見られる生き物などという情報を提供しています。 でも、自分の目で見た時に、自分のスキルと照らし合わせて、潜れるかどうかを最終的に決めるのは、ダイバー本人です。 ダイバー個人の安全を守るのは、ダイバー本人です。 もし、参加したダイビングツアーで、コンディションを見て怖いと感じたら、”已める”勇気を持ってください。 以前読んだダイビング事故のレポートの中に、こんなものがありました。 ”ガイド1名、ゲスト8名、透視度5m、潮流1ノット(1,852km/h) ボートからエントリーののちボートを係留しているブイまで泳いでから全員で潜行予定だったが、誰もブイまでたどり着けなかった。 それを見てガイドが、少し潜行して水中からブイへ泳ぐよう指示を出したが、全員そのまま潜行。 10分後エキジットして事故者がいないことに気が付く。” こういった状況では、ダイブセンター側の過失が多く認められます。 安全管理上かなり問題があるからです。 ダイブセンターとしてこういうオペレーションをするところは、大問題です。 しかしどうでしょう? ゲストダイバーの皆さんは、この状況下で潜行すべきだったでしょうか? ロストした時点でダイビングを中断して水面に上がる行動を起こしていたでしょうか?(潜行した瞬間からロストしていると思いますけど) ダイバー自身が、ガイドに依存し過ぎず安全管理することができていれば、事故にはならなかったかもしれません。   プロダイバー、ガイドと言っても、成りたての経験の浅い人もいれば、非常勤で夏だけ手伝っている人もいるし、冬場にほとんど潜ってなくて勘が鈍っている人だっているわけです。 そういったガイドは、案内はできても危機管理は十分できないことがあると思います。 だから、 最後に安全を選ぶのは、ダイバー本人なんです。 この夏、安全安心のダイビングを心がけ、 事故に会いませんようお願いいたします。 皆様にとって、よい夏の思い出になりますように!

Read More

06 Jun 正しい中性浮力とコントロール ③

中性浮力とコントロールの3話目。 フィンキックについて話します。 自転車操作に置き換えるとペダル操作と似ています。 足を使っているというだけでなく、速度しだいで、バランスが変わることやハンドル操作にも注意を払う必要が増えること。 これらの関係は、ダイビングによく似ています。 ここまで全体的にボリュームのあるブログになってしまったので、読むのがちょっと負担だったかもですが、理解して実行できるようになれば、 中性浮力の達人 = ダイビングの達人 = セーフダイビング(安全) 新しい技術を覚えると、達成感も満足度もますし、何よりもダイビングが、もっと楽しくなります。 ここでの考察トピックは、 ・ 中性浮力とフィンキック ・ 水平姿勢の維持とフィンの選び方 ・ キックの方法 なぜ、キックの方法が、中性浮力のテクニックにかかわってくるのか?  これまでの中でも話をしたとおり、中性浮力が取れていない人は、沈むまないようキックで深度維持します。そのため、常に体の向きが斜めで足が下がり気味になるのです。  中性浮力を取った後、この泳ぎ方のままだと、斜め上に向かって泳いでしまって行きたい方向に泳ぐことができません。つまり、 キックの力を泳ぎたい方向に向かって100%使っていません その分、多くキックしなければいけないので、エアーを多く消費したり、泳ぎが必要な時についていけなかったりします。 このタイプのダイバーによく見られるのは、 ・ 泳ぎやすいようにBCDに浮力を調整する ・ ホバリング時にBCDに空気を足し、泳ぎ始めるとBCDから空気を抜く ・ 水底に近づくと水底の構成物にフィンがよくあたる ・ 写真を撮るとき水底に着底してしまう ・ ブランクが長くなると中性浮力の取り方を忘れやすくなる 正しい姿勢を維持して泳ぐと水底の構成物や見たいものにより近づけるようになります。 水平姿勢の維持とフィンの選び方  人間は、二足歩行なので、動きたい方向に顔を向けます。 ところが、ダイビングをしている時の体の向きは、水平になっているはずです。 体を水平にして顔で前を向くと首がつらくて足が下がります。 顔は、斜め前に向けて、目で前を見るようにすると足を上げたまま姿勢制御しやすくなります。 胸を下に張り出すように意識すると水平になりやすいです。 しかし、使っている器材によって姿勢制御が難しくなる場合があります。 重たいフィン = 足が下がりやすい 浮力のあるブーツやウェットスーツ = 足が浮きやすい このバランスが悪いとキックしにくかったり、姿勢を制御しづらかったりします。 購入するときは、ウェットスーツの浮力とのバランスを考えて選ぶと自分に合ったフィンが見つかると思います。 キックの方法  水平姿勢を維持したままキックをするということは、中性浮力を維持し呼吸コントロールで深度維持、深度方向移動をしながら泳いでいるということです。 常に目に見える視標物や、深度計を使って確認します。 この状態を維持するためには、連続した細かいキックをしていると分かりづらくなります。  呼吸が上がらないように、ゆったりと落ち着いたキックをすることが大事です。 キック中に体を水平に伸ばしている時、一呼吸おいて中性浮力か確認をするよう心がけましょう。 落ち着いた楽なキックとは? キックダウンは、体の水平ラインよりも上部のみで行います。 もう片方の足は、そのためにバランス取りしているという感じです。 ですから、キックダウンし終わったとき、もう片方の足もバランスを取りながら、体の水平ラインに戻ってきます。 また、足を上げるストローク時に、体がぶれないようにもう片方の足がバランスを取ります。 こういうキックをすることで、中性浮力かどうか確認しやすくなるのです。 それでは、ここまで、中性浮力時のフィンキックの方法について話をしました。 次にダイビングに参加するとき、その時使う器材でバランスが取れているのか確認してみると、新しいことにかが付くかもです。 ...

Read More