18 Aug

ダイビングが上手くなるコース

前回までの中性浮力3部作紹介した中性浮力を磨くコースについてもう少し詳しく説明しときます。

ここで話すのは、PADIのコースです。

PADIとは?

PADIは、ダイビングの業界で世界シェア率70%以上の最大ダイビング指導団体です。

他団体のライセンスでもPADI認定と同等のライセンスであることが確認できれば、継続教育コースを受けることができます。世界で最も信頼されているPADIでレベルアップするいいチャンスですよぉ!

PADIジャパンのホームページはここをクリック

ダイビングスキルの中で、習得するのに最も難しい重要なスキルが、中性浮力です。

以前のブログでも話した通りで、

呼吸による浮力コントロール

中性浮力の取り方

キックの方法

この3つで、ダイビングの基本的な方法の全てです。

これに器材の使い方と組み立て方、バディーシステム、トラブルの回避方法を組み込んだコースが、オープンウォーター・ダイバー・コースです。

この基本的なダイビング方法に絞って、海洋で2本のトレーニングダイブをするコースを紹介します。

ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・スペシャルティコース

このコースは、1日で新しいカードが得られるコースです。 オプションでプールでの練習を組み込むことができます。 プールだと口頭での説明と水中での確認を行いやすいので、海で練習するよりも短時間でかなり上達します。 より理解したい、必要性を感じている、秘密の特訓をしたいという人には、お勧めです。

また、マスタースキューバダイバー(*1)にアップグレードするときのクレジットになります。

中性浮力を理解するといいことがいっぱいあります。

・ 呼吸が楽になる。
・ 体を動かさずに中水層に浮けるようになる。
・ 空気の消費量が減る
・ 生き物や見たいものにより近づけるようになる
・ いい写真が撮れるようになる
・ ダイビングもっと楽しくなる

 

(*1) マスタースキューバダイバーは、アマチュアダイバー最高ランクの認定です。 プロとして働く予定がない人で、より多くの楽しみ方をしりたい好奇心旺盛なダイバーの認定です。認定条件は、50本以上のダイビング経験とレスキュー以上の認定および5つのスペシャルティコース認定です。

2本のダイビングで行うコース内容

これらの内容に対し事前にスキルの確認をしたいものがあったら、オプションのプール講習を受けたいとダイブセンターに事前連絡することをお勧めします。

ダイブ1
● 以下のことを注意しながら、ウエイト・システムを組む:
1.PADI“ベーシック・ウエイト・ガイドライン”にしたがって、ウエイト量を見積もる。
2.水中で快適に、しかもしっかりと体に着けられるように、ウエイトの位置ぎめと配分をする。
● ビジュアライゼーション・テクニックを使ったイメージづくり。
水中での快適な呼吸パターンを確保し、優雅に水中を泳ぐのに、ダイブ前のイメージづくりが役に立つ。
● 水面での浮力チェック。BCDから空気を抜き、水面で中性浮力になるように、ウエイト量を調整する。
● ゆっくりと、コントロールされた水底への潜降。必要ならばBCDを使って中性浮力になるよう、浮力調整。
● あらかじめ決めておいた深度で、中性浮力に調整。
● 浮力コントロールをしながら、少なくとも60秒間、水中でホバリング(キックも手も使わない)。
● 身体や器材を水底に触れず、また水面からでないようにして、水平に泳ぐ。
● 呼吸のコントロールだけで、深度の微調整を行う。
● 効率のよいフィン・キックをデモンストレーションする。大きく、ゆっくり、そして滑らかなキック。
● 障害物を設置したコースで、障害物に触れないようにナビゲーションをする。水底に触れず、水面から身体や器材を出さないこと。
● ウエイトを調整し、いろいろな姿勢でのホバリング。垂直、水平、足が少し高い、頭が少し高い、などの姿勢。
● BCDの空気を抜いた状態で、水面で中性浮力が得るのに必要なウエイト量の調整をする。潜水前(プレダイブ)、潜水後(ポストダイブ)の浮力チェックを行う。
ダイブ2
● 以下のポイントに注意しながら、ウエイト・システムを組立てる。
1. PADIベーシック・ウエイト・ガイドライン(ページ23~24)をもとに見積もったウエイトの量を使用する。
2. 水中で快適に過せ、動きやすい姿勢がとれるように、ウエイトの位置ぎめをし、配分をする。
● リラックスするのに役立つ、また楽な呼吸パターンを確保し、優雅に水中を泳ぐのに役に立つ、ビジュアライゼーション・テクニックを使う。
● BCDの空気を抜いた状態で、水面で中性浮力が得るのに必要なウエイト量の調整をする。潜水前(プレダイブ)、潜水後(ポストダイブ)の浮力チェックを行う。
● コントロールされた、ゆっくりとした潜降をする。必要であればBCDを使って、中性浮力になるように調整をする。
● 効率のよい大きく、ゆったりしたストロークで、キックした後に滑空していくようなフィンキックをデモンストレーションする。
● 浮力コントロールをしながら、少なくとも90秒間、水中でホバリング(キックも手も使わない)。
● 水底の生きた部分ではないところ(岩盤、砂地)に触らないようにして、できるだけ近づく練習をし、手とフィンを小さく動かして、中性浮力をとりながら、離れる練習 をする。

補足

アドバンスド・オープンウォーターダイバコースでピーク・パフォーマンス・ボイヤンシーのアドベンチャーダイブをした人は、それを証明できるものがあれば、残り1本ダイブ2をするだけでスペシャルティ認定を受けることができます。 1日にできるトレーニングダイブは、3本までと決まっているので、あと2本同日に受けることができます。 2本のトレーニングダイブで認定を受けられるスペシャルティコースは、たくさんあります。 遂行予定のダイブサイトによって選択できるコースをダイブセンターに確認してください。

経験豊富なダイバーに求められること
ダイビングの技術を学ぶことは、安全にダイビングすることに直接つながります。
世界的に有名な人気ダイブサイトの中には、
流れが強い
うねりがある
深度が深い
上部が閉じられている空間に入る
など
それに伴った危険を認識したうえで、安全にダイビングをする技術が求められます。 そういったダイブサイトに興味のある方は、スペシャルティコースを利用して知識と技術を身に着けてから参加すると何倍もダイビングを楽しむことができるので参考にしてみてください。

ご愛読ありがとうございました!

 

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